【お中元をやめたい…】角が立たない断り方や例文を紹介!断られた場合の対応も解説します
毎年お世話になった人への感謝の気持ちを込めて贈るお中元ですが、お中元を断りたい、そろそろお中元をやめたいと感じ始める方もいるのではないでしょうか。しかし、突然何の連絡もなしにお中元をやめると相手に失礼になってしまいます。そこで今回は、お中元の断り方や角が立たないお礼状の書き方など例文を含めてご紹介します。毎年のお中元が負担になってきたら、記事の内容を参考にしながら失礼のないようにお中元をお断りしましょう。
お中元をお断りするケースとは?
お世話になった相手に感謝の気持ちを込めて贈るお中元ですが、さまざまな理由からお中元を断りたいと思われるケースがあります。
具体的にどのような場合にお中元が断られることになるのでしょうか?
- 会社や仕事関係の理由でお中元を受け取れない
- 相手の負担を考えて断りたい
- 退職もしくは転職したので仕事関係のお中元を断りたい
- 毎年お中元を贈るのは経済的に負担が大きい
- 高齢になりお中元がいつ贈れなくなるか分からない
- 形骸化してきたお中元をやめたい
お中元を断りたい、やめたいと感じるケースはさまざまですが、お中元を断るには何かしらの理由があると断りやすいです。
やめるタイミングを逃してしまうとその後もだらだらと儀礼的なやり取りが続くことになります。
転職や定年などの節目のタイミングでやめれば、角を立てずにやめやすいでしょう。
お中元のお断りは失礼に当たらない
せっかくお中元をいただいたのに、断るのはなんだか申し訳ないと感じる方が多いでしょう。
やめたいと伝えたら相手に失礼かもしれない、と不安に思う方もいるかもしれません。
ただお中元は一般的な慣習ですが、断ること自体は失礼とされていません。
今までお中元を贈っていただいた感謝と丁寧なお断りをすれば、お中元をやめた後も良好な関係を築いていけるはずです。
ただし、お中元は贈り始めたら3年間は贈るのがマナーとされています。
できるだけ3年はお中元を贈るようにしましょう。
もし3年経っておらずお中元をやめたい場合、丁寧にお断りをしてお歳暮のみを贈るのがおすすめです。
お中元のお断り方法は4つ
お中元をやめようと考えたとき、相手に何も連絡せずに急にやめることは失礼にあたります。
お中元をやめる意向があれば、何らかの形で相手に伝えなければいけない点に注意しましょう。
お中元を断る方法は主に4つあり、それぞれの方法をご紹介します。
お礼状を送る
お中元をお断りする方法の中でもっとも一般的なのがお礼状を送る方法です。
お礼状はお世話になった感謝の気持ちを伝えるために目下の人から目上の人に贈るもの。
そのため、お返しは不要とされています。
しかし、お中元を受け取ったことの報告と感謝の気持ちを込めて、はがきや手紙などを用意して相手にお礼状を送るのがマナーとされています。
その際のお礼状に今後のお中元は辞退したい意向を伝えましょう。
まずは、お中元をいただいたことに対する感謝の気持ち、その後で今後のお中元の心遣いは無用であることを書きます。
ここで終わってしまうと、お中元だけでなく相手との関係を断ち切りたいように感じられてしまうかもしれません。
最後に、今後もお付き合いを続けていきたい文章を付け加えるといいでしょう。
手書きのお礼状は丁寧な印象を与えてくれるだけでなく、心のこもった断り方として相手に好印象を与えられます。
電話をかける
お礼状でお中元を断るのが一般的ですが、文章だけだと相手に自分の気持ちが伝わりにくい場合があります。
お礼状だと自分の思いだけを相手に伝えるため、一方的に断られている印象を与えてしまうかもしれません。
そこで、電話をかけてお中元をお断りする方法があります。
親せきや友人など距離の近い相手であれば、電話で断っても良いでしょう。
直接相手と話し合いながらお中元の辞退することを伝えられるので、気持ちが伝わりやすく丁寧に断れるのがメリットです。
電話でお中元を断る場合も、流れはお礼状と同じです。
まずはお中元をいただいたことに対する感謝や相手の近況を聴いた上で、今後は辞退したい理由を伝えましょう。
電話で断る場合には、相手の花スペースに乗ってしまい本題が切り出せない場合もあるため注意が必要です。
また、電話だと文章として記録に残らないため、相手がうっかり忘れてしまうことも考えられます。
電話だけで断るのではなく、電話で断った後にさらにメールや手紙などで再度お中元を辞退する意向を伝えておくと安心です。
同額以上の品物を贈る
お中元をいただいた際にお返しを贈る場合、同額程度の品物を贈るのが一般的です。
贈られてきた品物に対して同額以上のものを贈ることは気持ちが十分伝わったという意味があり、今後のお中元は不要という意味になります。
この際、表書きには「お中元」ではなく「御礼」に変えて贈りましょう。
同額以上の品物を贈る際、今後のお中元は辞退したい意向を伝えるお礼状を添えて贈ります。
返送する
どうしてもお中元を受け取れない場合、返送するという方法もあります。
ただし、お中元が贈られてきてそのまま受け取らずに返送するのはマナー違反です。
受け取らずに返送すると、商品に「受取拒否」の印が押されてしまいます。
せっかく用意したお中元が受取拒否で返送されてきたら、相手から印象が悪くなってしまい、今後の関係にも影響が出てくるかもしれません。
どうしても返送する場合は、まず一度お中元を受け取ります。
そして商品を開封せずに、その上から新しい包装紙でラッピングして返送しましょう。
何の理由もなく返送されると失礼になってしまうため、返送する際に受け取れない理由を書いたお礼状を添えます。
角が立たないお中元のお断り方法は「お礼状」!例文を紹介
お中元の断り方を先ほど4つ紹介しましたが、中でも一番無難で角が立たない断り方として選ばれるのが「お礼状を送る」方法です。お礼状なら断る側も言いやすく、丁寧な印象を持ってもらえるでしょう。
しかし、お礼状に何を書いたらいいのか悩んでしまうもの。
ここからはお中元をお断りする際のお礼状の例文を、仕事関係の相手へ送る場合と親戚や友人など親しい間柄の相手に贈る場合に分けてご紹介します。
どちらも相手へお中元の感謝を伝えたうえで、今後はお中元を辞退したいこと、付き合いは継続したいことなどを伝えましょう。
例文を参考にしながら、自分なりの言葉でお礼状を書くと喜ばれます。
仕事関係の相手へのお礼状
拝啓 盛夏の候、貴社ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。 このたびは、結構なお品をお送りいただき、誠にありがとうございます。 このような心遣いに大変恐縮しております。 せっかくですが、弊社では取引先様からのご贈答は辞退させていただいております。 大変心苦しいのですが、今後はこのようなお心遣いをされませぬよう、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。 なお、今後とも変わらぬお付き合いの程、よろしくお願い申し上げます。 末筆となりましたが、貴社のますますのご繁栄と皆様のご健康をお祈りしております。 敬具 |
親戚や友人相手へのお礼状
拝啓 盛夏の候、○○様におかれましてはますますご壮健のことと存じます。 このたびは、ご丁寧にお中元のお品をお贈りいただき、誠にありがとうございます。 変わらぬお心遣いをいただき恐縮するとともに、家族ともども大変喜んでおります。 ○○様のご厚意をいただいておきながら誠に心苦しいのですが、今後はどうかお気遣いなさいませんようお願い申し上げます。 なお、今後とも末永いお付き合いの程、よろしくお願い申し上げます。 略儀ながら、書面をもって、お礼とお詫び申し上げます。 敬具 |
連日厳しい暑さが続いておりますが、皆様お変わりありませんか? このたびは、ご丁寧にお中元をいただきありがとうございました。 日頃からお世話になっていながら、素晴らしい品物をいただき、大変恐縮しております。 誠に勝手ではございますが、今後はこのようなお気遣いはなさいませんよう、お願い申し上げます。 なお、お付き合いはこれまでと変わらずお願い申し上げます。 時節柄、どうぞご自愛くださいませ。 |
お中元を断られた場合はお詫びの手紙を送ろう
感謝の気持ちを込めてお中元を用意したとしても、何らかの理由で相手から断られてしまう場合があります。
相手にお中元を断られた場合、どうすれば正解なのでしょうか。
相手が公の立場にある場合
政治家や公務員などの公の立場にある人は、お中元をはじめとする贈り物を受け取れません。
もし相手からの贈り物を受け取ってしまうと、問題となる場合があるからです。
しかし、相手もわざわざ用意してもらったお中元を断ることに申し訳なさを感じていることでしょう。
お中元を断られた場合は、お中元を贈ったことに対するお詫びの手紙を用意するのがおすすめです。
断られた後にお詫びの手紙を送ることによって、相手と今後も良好な関係を築けるでしょう。
お詫びの手紙の例文
お中元を断られたら、相手にお詫びの手紙を出すと丁寧な印象を持ってもらえます。
「かえってご負担になったようで、心よりお詫び申し上げます。」など一言お詫びの言葉を添えた手紙を出しましょう。
最後に「今後とも変わらぬご指導のほどお願いいたします。」など、今後も関係を続けたい意向を書くのがおすすめです。
今後のお中元をやめたい意向を伝えられたら
今まで毎年お中元を贈り合っていた相手であっても、さまざまな理由から来年以降お中元のやり取りをやめたいと伝えられるケースがあります。
相手からお中元をやめたい意向を伝えられたときには、お中元をやめてお歳暮のみを贈るようにしましょう。
お中元は1年の上半期の感謝を伝えるものですが、お歳暮は1年間の感謝を伝える贈り物です。
お歳暮のみの贈り物にしても失礼には当たりません。
お歳暮におすすめなのは旬の食材を使ったグルメや相手の好みに合ったもの。
お歳暮ギフトとして人気が高いアイテムをご紹介するので、お世話になった相手に心温まるような贈り物をしましょう。
彩璃(いろり)【松文(まつもん) DO】
相手の好みに合わせたいけど何を贈れば喜ばれるのか分からない、という方におすすめなのがカタログギフトのお歳暮です。
全国各地の厳選されたグルメが掲載されているのが特徴の彩璃は、年末の忙しい時期に美味しい食事を楽しんでもらえるギフトです。
実際にお店に行かなくても自宅で手軽に名店のグルメを味わえて、特別感のあるお歳暮として喜ばれるでしょう。
カタログギフトなら自分の好きなタイミングで注文できるので、年末年始で冷蔵庫にスペースがないという場合にも安心です。
アマノフーズフリーズドライみそ汁&食卓詰合せ AMC-30Y
手軽に食べられるグルメとしてお歳暮に人気なのがフリーズドライ味噌汁などの詰め合わせです。
お湯を注ぐだけで食べられるフリーズドライ味噌汁他は、忙しい年末年始でもさっと食べやすく相手を気遣ったギフトとして喜ばれます。
他に、味付けのり、だしの素、ふりかけ、かつお節、お茶漬けの素などが入った豪華なセット。
どれも使い切りやすい量で、もらって困る心配もないでしょう。
アマノフーズフリーズドライみそ汁&食卓詰合せ AMC-30Y
彩食ファクトリー 味わいソースで食べるパスタセット PHF-CJR
洋食好きの相手に贈るお歳暮なら、パスタセットはどうでしょうか。
食べなれているパスタだけでなく、コンキリエやファルファーレといった自然色パスタも入っており、食卓をおしゃれに彩ってくれます。
ナポリタンとカルボナーラのソースも入っており、気軽に本格的な美味しいパスタを楽しんでもらえます。
彩食ファクトリー 味わいソースで食べるパスタセット PHF-CJR
ホシフルーツ ナッツとドライフルーツの贅沢ブラウニー 16個 HFNB-16
甘いもの好きの相手や家族みんなで楽しんでもらいたいなら、スイーツのお歳暮がおすすめです。
ホシフルーツのブラウニーは、ブラウニーの上にナッツやドライフルーツがたっぷりとトッピングされており贅沢な味わいを楽しめます。見た目にもおしゃれで、ギフトにぴったり。
ネーブルやパイナップル、ナッツなど種類豊富なフレーバー入りで、食べ比べも楽しんでもらえます。
ホシフルーツ ナッツとドライフルーツの贅沢ブラウニー 16個 HFNB-16
ドトールコーヒー ドリップ&スティックセット25個 DTA-03A
コーヒー好きの相手に贈るお歳暮なら、ドトールコーヒーのセットがおすすめです。
コーヒーの香りやコクを楽しめるドリップタイプのコーヒーが入っており、いつでも好きなときにコーヒーを淹れてリラックスしたひと時を過ごしてもらえるでしょう。
便利なスティックは、ココア、ミルクティー、カフェオレの3種類のセットで、家族みんなで美味しく飲めるバリエーションが揃っています。
ドトールコーヒー ドリップ&スティックセット25個 DTA-03A
お中元を負担に感じたら思い切って断ろう
お世話になっている相手に贈るお中元ですが、毎年贈り続けているとそろそろやめたいと思うときが来るかもしれません。そんなときは相手にお中元をやめたい意向をしっかり伝えることが大切です。
今回紹介したお中元の断り方を参考にしながら、相手に失礼のないように断りましょう。
Myroom GIFTではお中元の他に、出産祝いや結婚祝いなど、お祝い事やイベントに適したギフトを多数取り扱っています。
人気ランキングも紹介されているので、ギフト選びに迷ったときの参考にしてください。