香典返しで喜ばれる品物とは?専門店おすすめのギフトや選び方を解説!センスの良い品を贈ろう
通夜や葬儀の際にいただいた香典のお礼にお渡しする香典返し。マナーとして贈るものとはいえ、せっかくなら贈った相手に喜ばれる品物を用意したくはありませんか。この記事では香典返しで贈るギフトの選び方のポイントとともに、おすすめのアイテム、贈る際の基本のマナーや注意点などためになる情報をまとめてご紹介します。初めての香典返しでお困りの方もぜひ参考にしてください。 香典返し 法要引き出物
香典返しの定番は「消え物」ギフト
香典返しで贈る品物は、いわゆる「消え物」が定番です。
たとえばコーヒーやお茶、お菓子に海苔、洗剤やタオルといった、飲んだり食べたりすればなくなるものや日常生活に欠かせない消耗品がよく選ばれています。
なぜ消え物がよく選ばれるかというと、香典返しには「不祝儀を残さないように」との意味を込めているため。
「不祝儀」というのは、香典や葬儀のことを指しています。
ちなみにタオルなどの日用品を贈る場合は、製法や素材にこだわっているなど何か特別な要素のある品物を選ぶとギフトらしくなるのでおすすめです。
要注意!香典返しで贈るのは避けたいギフト
お茶やお菓子などの消え物や実用的な日用品が定番の香典返しですが、それらに当てはまればどんなものでも良いというわけではありません。
一見贈り物としては良さそうでも、日本独自の文化からタブーとされるものがいくつかあり、特にしきたりを大切にする年配の方などに贈る場合はぜひ知っておきたいポイントです。
ここからは香典返しで贈る品物としては避けておきたいものをいくつかご紹介します。
生もの
グルメのギフトとしては定番のお肉やお魚ですが、仏事においてはタブーとされています。
これらは「四つ足生臭もの」とされ、仏教では故人の死後から四十九日の間食べないようにする習わしがあり、香典返しの品としてはふさわしくありません。
また、宗教的な理由だけでなく、生ものを贈ること自体が腐りやすさや消費のタイミングなどを考慮するとおすすめしにくいとも言えます。
お祝いごとや一般的な贈り物なら人気で喜ばれるとはいえ香典返しの品物を選ぼうとしているなら避けるのが基本です。
商品券や現金
香典返しにはいろいろとマナーがありますが、そのひとつに「半返し」があります。
半返しとは、香典としていただいた額の3分の1~半分の額をお返しするのが良いといった習わしのこと。
金額が決まっているなら現金や商品券で渡すのが合理的、と思う方もいるかもしれませんが、実は金額のはっきりとわかるものを贈り物にするのは失礼とされています。
特に年上の方やしきたりを大切にされる方などは気にされることも多いため覚えておくと良いでしょう。
また、相場の範囲の額で返しても相手が少なめだと感じる額だと不満を抱かれる可能性もあり、品物選びに手を抜いたといったあまりよくない印象も抱かれかねないため、商品券や現金は避け、品物を用意するのが無難です。
嗜好品や慶事に使われるもの
お酒などの嗜好品も香典返しで贈る品としては避けたいところです。
これは嗜好品だからという理由だけではなく、お神酒やお屠蘇など慶事との結びつきが強いからだと言われています。
同様の理由から、鰹節や昆布など、縁起が良いとされているものは香典返しの品には適していません。
どれも一見お礼の贈り物には良さそうに感じられますが、日本の文化と深く結びついているからこそタブーになっているようです。
お菓子にもタブーの品が
香典返しの品として定番の消え物であるお菓子ですが、注意したいポイントもあります。
それは鶴亀やウサギといった縁起の良いものをモチーフにしたお菓子は避けたほうが良いという点です。
こちらも日本の文化を感じるタブーとなりますが、頭に入れておくと良いでしょう。
また、洋菓子などの場合、生クリームを使ったものなどは日持ちがしないため避けたほうが良いでしょう。
相手に喜ばれる香典返しの選び方
いろいろとタブーも多い香典返しの品物ですが、タブーを避けたうえで、喜ばれる品物選びをするためにはどのような点を意識すれば良いのでしょうか。
ここからは贈った相手に喜ばれる香典返しの品選びのポイントをご紹介します。
世代に応じた品を選ぶ
喜ばれる品物とひと口に言っても、やはり贈る相手によってどんなものが喜ばれるかは変わってきます。
人の好みは千差万別ですが、まずは世代に応じたものを選ぶことを意識すれば、喜ばれるものを選びやすくなるでしょう。
たとえば若い世代に贈るならクッキーや焼き菓子の詰め合わせ、年配の方に贈るなら日本茶やおかき、海苔など、その世代に好まれやすくなじみ深いものがおすすめです。
家族構成に合った品を選ぶ
香典返しを贈る相手の家族構成がわかるなら、その辺りを考慮した品物を贈るのも一案です。
たとえばお子さんのいるご家庭ならお菓子やジュースなどが喜ばれやすく消費もしやすいので歓迎されるでしょう。
さらに食べやすさなどを考慮するなら個包装のものがおすすめ。
兄弟や家族みんなで手軽に分けやすく、一家団欒にも一役買うかもしれません。
日持ちするものを選ぶ
贈る相手の都合を考えるなら、お菓子などの消え物でも日持ちのするものを選ぶのがおすすめです。
香典返しに限らず、もらったその日に食べなければならない、消費しなければならないものを贈るのなら事前にお伝えするなど配慮があるのが望ましいでしょう。
たとえばお菓子の中でも、クッキーやマドレーヌなどの焼き菓子、おかきなど比較的日持ちのするものを選ぶのがポイントです。
香典返しに困ったらカタログギフトがおすすめ
香典返しの品物選びは、消え物が良い、生ものは避ける、などマナーとされることが多くて大変と感じた方も多いのではないでしょうか。
香典返しの品物選びに困ったら、カタログギフトを利用するのがおすすめです。
カタログギフトの何よりのメリットは、贈った相手にカタログの中から好きな品物を選んでもらえること。
相手の欲しい品物を受け取ってもらえるだけでなく、贈る側としても品物選びの負担が減るのがうれしいポイントです。
また、カタログには金額が記載されていないため、金額がはっきりとわからないのも贈り物としてはメリットになります。
一方で、デメリットとして懸念されるのが、カタログギフトという形式が恒例の方にはわかりにくいかもしれない点。
カタログギフトの申込には有効期限があることも多いため放置されることのないよう注意が必要です。
とはいえ、好みがわからない方や関係性の深くない方にも贈りやすいカタログギフトは、使い勝手の良いアイテムで多くの方に選ばれています。
香典返しのようにフォーマルな用途で利用するなら、表紙のデザインは落ち着いた印象のシンプルなものがおすすめです。
以下でおすすめのカタログギフトをご紹介します。
凛【はまなし】(2,800円コース)
花が描かれた和風の落ち着いたデザインがきちんとした雰囲気を醸し出す、香典返しにも適したカタログギフト。
グルメやファッション、ブランドアイテムのほか、温泉旅行やレストランといった体験型ギフトなど、業界トップクラスの幅広いジャンルを掲載しているオールマイティな商品構成が魅力です。贈る相手の年代・性別を問わないため、幅広いシーンで利用可能。
挨拶状のギフトオプションにも対応しており、法要の贈り物としても相応しくなっています。
予算に応じて選べる幅広いコース展開も使いやすさのポイントです。
彩璃(いろり)【千鳥文(ちどりもん) CO】(3,800円コース)
日本各地の美味しいものを取り揃えたグルメ専門のカタログギフト。
お世話になった方に美味しい物を味わってほしい、お礼とともにそんな温かい気持ちが届く贈り物です。
食材だけでなく、名店やホテルの味をお取り寄せすることが可能。
その他にもスイーツ、お酒、フルーツなど、豊富なラインナップをおいしそうな写真とともに掲載しています。
表紙のデザインは料理の写真をメインに据えて落ち着いた仕上がりに。目で見て楽しみ、届いてからも味わえるグルメな方に贈りたいギフトです。
彩璃(いろり)【千鳥文(ちどりもん) CO】(3,800円コース)
サユウ【うすくも】(2,300円コース)
上品な日本の伝統色を表紙のメインカラーとコース名に用いた和を感じさせるカタログギフト。
洗練されたデザインで、香典返しにも適したフォーマルさがありながらスタイリッシュな趣があります。
国内外のグルメや雑貨、インテリアなど幅広いジャンルの品がすっきりと美しく掲載されており、眺める楽しさもあるのがポイントです。
香典返しは掛け紙と挨拶状を添えて贈ろう
香典返しを贈る際は品物をただ贈るのではなく、掛け紙をかけて縦書きの挨拶状を添えるのがマナーです。
掛け紙とはいわゆる「のし紙」のことですが、香典返しで使う掛け紙とのし紙は使うべきシーンが異なります。
ここからは、のし紙と掛け紙の違いや掛け紙の選び方、挨拶状の書き方や例文などをご紹介します。
初めて香典返しをされる方にもわかりすいよう基本事項をまとめていますのでぜひ参考にしてください。
香典返しの掛け紙のマナー
掛け紙とのし紙の違いとは?
お歳暮や結婚・出産の内祝いで贈り物を贈る際にかけるのし紙はご存知でしょう。
簡潔に言うと「のし」が描かれていないのし紙が掛け紙と呼ばれるものです。
「のし(熨斗)」とは、のし紙の水引の右上あたりに描かれている飾りのこと。
のしはもともとあわびを薄く伸ばして細長くした「熨斗あわび」のことを指しており、神仏へのお供え物として添えていた生ものの象徴でした。
のし紙に描かれた飾りをよく見てみると折られた紙に包まれた細長いものがあるのがわかると思いますが、あれが熨斗あわびです。
もともと贈答品に実際の熨斗あわびを添えていたのが簡略化され、今の形に至りました。
重要なのがのし紙は使うシーンが慶事に限定されるということです。
一方掛け紙は慶事・弔事を問わず使えます。
そのため香典返しに使えるのは掛け紙のみということを覚えておきましょう。
掛け紙の選び方
香典返しに使えるのは掛け紙だけということがわかりましたが、気を付けるべき点はそれだけではありません。
慶事・弔事のどちらにも使える掛け紙は、水引の結び方と色で使い分けがされており、香典返しに使えるのは水引が「結び切り」で色が「白黒」のものです。
水引についてもう少し詳しく説明すると、まず水引の結び方には「蝶結び(花結び・もろわな結び)」と「結び切り(真結び・こま結び・本結び)」があります。
蝶結びは簡単にほどけてまた何度でも結び直せることから、出産や結婚祝いなど何度あっても喜ばしいお祝いごとに使われます。
何度あっても良いというところがポイントで、同じお祝いごとでも結婚やお見舞いの際には使われません。
一方、一度きりであってほしいという願いを込めて使うのが今回の香典返しでも使う結び切りです。
結び切りはほどけにくいことから何度も繰り返さなくともいいようにということで、香典返しのほか結婚祝いやお見舞いにも使われます。
次に水引の色についてですが、お祝いごとには紅白や金銀の水引、香典や香典返しには黒白の水引を使うことになっています。
挨拶状のマナー
挨拶状の書き方のポイント
香典返しには挨拶状(お礼状)を添えるのがマナーです。
挨拶状を書く際には下記のポイントを意識しましょう。
・句読点は使わない
・頭語・結語(拝啓や謹啓・敬具など)を使う
・季節の挨拶は入れない
・「ますます」などの繰り返し語は使わない
・「逝去」は故人に対する敬語となるので身内には使わない
・便箋は一枚で二重封筒は使わない
・濃墨(地域によっては薄墨)を使う
句読点を使わない理由としては、歴史が浅く日本の伝統的な文書では使われていないこと、句読点は読みやすく補助するために付けるもので大人に対しては失礼にあたるとの考え方がること、区切ることから「縁切り」を連想させてしまうことなどが挙げられます。
また、弔事では重なることを連想させるものはタブーであることから、重ね言葉は使わず、文面も一枚の便箋に収め、封筒も一重のものを使いましょう。
挨拶状の例文
挨拶状に書くべき内容は、
①いただいた香典へのお礼、
②四十九日が無事に済んだことの報告、
③生前の故人とのお付き合いへのお礼、
④香典返しの品を贈ることの報告、
⑤書面(略儀)で済ませることへのお詫びです。
特に故人と親しい方に贈る場合は生前の思い出などに触れるのもより気持ちが伝わって良いでしょう。
例文1
ご丁寧なお心遣いを賜り誠にありがとうございました
お陰をもちまして四十九日の法要を滞りなく済ませることができました
故人生前中のひとかたならぬご厚誼に心よりお礼申し上げます
心ばかりの品ではございますが供養のしるしにお送りいたしますのでお納めくださいませ
本来であれば拝眉の上ご挨拶申し上げるべきところ略儀ながら書中にてご挨拶申し上げます
敬具
日付
喪主名
例文2(親しい方へ贈る場合)
お香典を賜りまして誠にありがとうございました
お陰をもちまして先般四十九日の法要を滞りなく済ませることができました
親しい皆様に見送っていただき故人もきっと喜んでいることと存じます
つきましては供養のしるしに心ばかりの品をお送りしますので御受納くださいませ
これからも何かとお世話になることもあろうかと思いますが何卒よろしくお願い申し上げます。
敬具
日付
喪主名
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