双子が誕生!出産内祝いののし紙には、違いがある?書き方は?
誰でも出産の直後は慣れない赤ちゃんのお世話で大変ですが、生まれてきたのが双子なら、なおさら戸惑うことも多いですよね。出産内祝いにも、違いがあるなら知りたいですね。 今回は双子が生まれた場合の出産内祝いについて、予算やのし紙の書き方、品物えらびに困ったときの対応策を紹介します。大変さもかわいさも倍以上といいわれる双子ですから、内祝いにも力が入りそうですね。出産前から調べておけば、きっとスムーズに贈ることができますよ。
双子の出産内祝い!のし紙に2人の名前を並べて書く!
たくさんの人に祝福される出産ですが、1度に2人の赤ちゃんに恵まれる双子が生まれたら、周りの人たちは一層喜んでくれるはずです。出産祝いをくださった人には、お礼に出産内祝いを差し上げますが、人生の節目の大切なお祝いですから、のし紙をかける必要があります。
のし紙には、誰からの贈り物なのかがわかるように、贈り主の名前を書きます。多くの場合は、贈る人(つまり自分)の名字だけを書きますが、出産内祝いの場合には、赤ちゃんの名前だけを書くことが多いです。
これは赤ちゃんからのお礼だからという理由がありますが、赤ちゃんの名前をみんなに紹介するという意味もあります。だから、読みやすくハッキリとした字で書く必要があります。毛筆や筆ペンを使えば、黒くハッキリとした字を書くことができる上に、あらたまった雰囲気を出せます。のし紙を書くためには、黒いインクでも、ボールペンや万年筆は避けた方が無難です。
そして名前を正しく覚えてもらうために、必ずふりがなをふりましょう。特に難しい読み方でなくても、名前に使う漢字には、読み方が何通りもあることがあります。双子の場合は、1度に2つの名前を覚えてもらうわけですから、ふりがなは大切です。
赤ちゃんが2人いるわけですから、のし紙に2つの名前を並べて書きますが、大きな違いはそれだけで後は赤ちゃんが1人で生まれた場合と同じです。出産のように、何回でもうれしいことには、紅白の蝶結びの水引をえらび、表書きには内祝、または出産内祝と書きます。
双子にも名前を書く順番がある?兄や姉は右!
名前を書くときに、1人の子どもの場合は、水引の結び目の下、中央に名前を書きますが、双子の場合は、2人の名前がバランスよく並ぶように書きましょう。そして、右側が兄や姉の名前になるように書きます。双子でなくても連名でのし紙に名前を書くときは、右側が年長者の名前です。双子の場合は、ほんの少しの時間の差ですが、兄や姉になった方の子どもの名前が右側に来ます。
かつて日本では、双子の先に生まれた方が弟や妹でした。弟や妹は、兄や姉を守るために先に出て来ると考えられていたためです(諸説あります)。現在では先に生まれた子どもが兄、姉ですから、のし紙の右側に書くのは、先に生まれてきた子どもの名前です。
双子が生まれる確率は100分の1ともいわれています。妊娠中も本来なら1人が入るはずのおなかに、2人で入っていたわけですから、ママと赤ちゃんたちも、いろいろと大変なことがあったでしょう。双子の妊娠には早産や胎児の発育不全を始めとするさまざまなリスクがあることが知られています。
それを乗り越えて、2人の名前をのし紙に書けることは、本当にうれしくおめでたいことです。そんな気持ちを込めて、双子の名前を書けば、きっとその気持は出産内祝いを受け取る人たちにも届くはずです。
双子の出産内祝いは、えらぶのが大変!だから、カタログギフト!
双子の出産内祝いは、予算が少し違います。1人の子どもに対するお祝いに比べて、双子の場合は少し多めのお祝いをいただいているからです。友人や会社の同僚などは、5千円から1万円のお祝いを出すことが多いのですが、双子の場合はその1.5倍から2倍の金額になるそうです。
お祝いの半分から3分の1くらいの金額が、出産内祝いにはちょうどよい予算で、それは双子の場合も変わりませんが、出産内祝いにかける金額は1人の子どもの場合よりは少し多めになるので、それを考慮して用意するようにしてください。
お祝いの金額は、その人の年齢や立場で変わりますし、品物でいただく場合もあるため、出産内祝いの品物を用意するのは大変です。
双子の場合は育児なども含めると、なおさら大変になることが予想できますから、出産前にどんな品物をえらぶか検討してください。一人ひとりに品物をえらぶのが、大変と感じるならカタログギフトを利用することも考えてみましょう。
カタログは細かく価格帯でわかれていますから、いただいたお祝いにちょうどよいお返しができますし、自分で品物をえらんでもらうわけですから、趣味や好みに合わないものを贈ってしまう心配もありません。受け取る人にとっても、遠慮なく好きなものがえらべるのですから、カタログギフトはありがたいはずです。
出産内祝いを贈る時期!楽に贈るためにできることとは
出産内祝いは、赤ちゃんが生後1カ月を迎えるころに贈るのがちょうどよい時期です。このころ、赤ちゃんはお宮参りをします。初めてのお宮参りで、氏神様に氏子と認められて、この世にデビューしたことになるわけです。みんなに赤ちゃんを紹介するための出産内祝いを贈るのには、最適の時期だということがわかるでしょう。
贈るのが遅くなってしまう場合は?
あまり遅くなると、出産祝いをくださった人たちが心配してしまいますが、双子の育児で大変なときですから(睡眠も食事もままならないパパやママがたくさんいます)、焦りは禁物です。生後2カ月を迎えるころを目標にして、出産内祝いを贈るようにしましょう。
ただ、あまりにも遅くなるようなら、先にお礼状だけでも出して、出産の報告を済ませ、お礼の気持ちを伝えてください。
無理なく贈るために
自分たちが楽にできる方法を探しておくことが必要です。先ほど紹介したカタログギフトは、ネットで注文すれば相手に配送までしてくれます。包装紙やのし紙をかけることも引き受けてくれます。
ただし、自分たちで贈る相手の住所、氏名などは前もってまとめておく必要があります。包装紙やのし紙も自分たちで指定する必要があるでしょう。楽に出産内祝いが贈れる方法とともに、何をやっておく必要があるのかを洗い出し、準備をしておくことも大切です。
お礼状は大切!メッセージカードなら手軽?
本来出産内祝いは、自分で品物を持参して直接相手に手渡しするものでした。現在では宅配便などで届けてもらうことが増えています。受け取る側も、わざわざ自宅に足を運んでもらうよりも、宅配便の方が気楽でよいと感じている人が多いようです。
直接渡さないからこそ、お礼状を添えることが大切です。お礼状がないのは、直接手渡しするときに、無言のまま品物だけを押し付けるようなものです。ぜひ、お礼状で出産祝いへのお礼や、無事に出産できたことの報告をしてください。年配の人の中には、品物だけが送られてくることを失礼だと感じる人もいます。お礼状の存在は無視できません。
双子の育児が大変で、お礼状に取り掛かる気持ちになれない人は、メッセージカードを使うとよいでしょう。メッセージカードなら、お礼状ほど長い文章でなくても済みますから、ハードルがグッと低くなるはずです。出産内祝いの品物を購入すると、サービスでメッセージカードを作ってくれる場合がありますし、ネットでは赤ちゃんの写真や名前を入れて、自分でメッセージカードを作ることができるサイトがありますから、利用してもよいですね。
お礼状、メッセージカードのどちらも、書くときに1つだけ気をつけて欲しいのがお返しという言葉です。お返しには、もらったから返す、義務的な感じを受ける人がいるので使わない方がよいです。出産内祝いは、いただいたものへのお返しではなくお礼であり、幸せをおすそ分けする贈り物です。もしお返しという言葉を使いたくなったら、お礼といい換えるようにしてください。
まとめ
今回は双子が誕生したときの、出産内祝いの疑問について解説しました。特に双子だからといって、難しく考えなくてもよいことがわかりました。のし紙に2人の我が子の名前を並べて書くほかは、赤ちゃんが1人のときの出産内祝いと変わりがありません。
でも、同時に2人の赤ちゃんのお世話をする日々が続くのが双子の育児ですから、パパやママも無理はしないで、自分にできる範囲のお礼の仕方を考えるとよいでしょう。出産内祝いは、出産祝いをくださった人たちへのお礼ですが、それはこれからも変わらないお付き合いをお願いするためにするものです。最初に無理をしても、後が続かないのなら意味がありません。自分たちに無理がないようにお礼をすること、これはとても大切なことなのです。
そのほか出産内祝いを贈るときの注意点についてもお知らせしましたから、ぜひ参考にしてください。