出産内祝いにメッセージカードは必要?なしでもいいの?ギフトに添える必要性とは?
出産をしたとき、出産内祝いを贈ることがあります。ただ、出産内祝いをメッセージなしで贈ることってアリなのか?ナシなのか?初めて出産内祝いを贈るときは、色々とマナーやルールで悩んでしまうものです。では、出産内祝いのメッセージの必要性について具体的にご説明します。
メッセージカードを手作りする際のポイント
メッセージカードは内祝いの贈り物に心を添えるものであり、気持ちを伝えてくれるものです。様々なデザインのメッセージカードがありますが、最近の流行りは「手作りのメッセージカード」です。
出産内祝い用のメッセージカードを作る時、どのようなポイントを押さえておくとよいでしょうか?ここでは、出産内祝い用のメッセージカードを手作りする際のポイントをまとめてみます。
生まれた子供の写真を載せよう
出産祝いをいただいたので、お返しに渡す内祝いのメッセージカードには生まれたばかりの子どもの写真を載せるのがベスト。写真と名前、性別、生まれた時の身長、体重などの情報を記載してもOKです。写真はいつ頃のものがよいか分からない方もいるかもしれませんが、生後2週間~1ヶ月以内の写真を載せるのがよいでしょう。出産内祝いを贈る時期に合わせて、写真を選ぶと間違いありません。寝ている写真でも起きている写真でも問題なしです。顔が分かりやすい写真がおすすめですよ。
相手との距離に応じて文面を変えよう
内祝いの品物に添えるメッセージカードは、親戚や仲のよい友人など親しい間柄の方に贈るのが一般的です。上司や目上の方には、メッセージカードよりもかしこまったお礼状を用意するようにしましょう。その方が相手に失礼がありません。
メッセージカードを贈る相手によっても、距離感は違います。その人との距離を考えて、失礼にあたらないような文面にするべきなので、ある程度人によって文面を変更する必要があるでしょう。
例えば親しい友人であれば、敬語は必要ないかもしれませし、かみ砕いた言葉であっても問題ないかもしれません。一方、祖父母や目上の親戚の方、先輩などであれば、敬語を使った方が失礼はないかもしれません。文面に関しては贈る相手に向けてよく考えてから書くようにしたいですね。最近では便利なことに文面のサンプル例がインターネットのサイトにたくさん掲載されているので、それらを参考にすれば間違いありません。
メッセージカードに書く内容は
- お祝いをいただいた感謝の気持ち
- 生まれた子供の名前、ふりがな、性別、母子の様子
- これからも変わらぬ付き合いを願う言葉、相手の健康を祈る言葉
などが一般的です。
心を込めて、贈る相手にふさわしいメッセージを書くべきでしょう。
手書きメッセージカードの見本
では手作りのメッセージカードはどのようなものが人気でしょうか?ここではいくつかの具体例を挙げてみましょう。
無料のテンプレートを利用する
メッセージカードを作る時にぜひ利用したいのが、無料テンプレートです。インターネットで「手作り メッセージカード テンプレート」と検索すれば、たくさんの種類のテンプレートが出てきます。有料のものもありますが、無料で利用できるテンプレートもたくさんある上、出産内祝い用のテンプレートもたくさんあるので、好きなものを使うとよいでしょう。テンプレートを使えば、あっという間にメッセージカードを作ることが可能ですよ。
アプリで簡単にメッセージカードが作れる?
パソコンがないという人でもスマホのアプリで簡単にメッセージカードを作ることができます。スマホであれば手軽に作れますし、パソコンを立ち上げる必要もなし。プリンターがなくてもネットプリントを利用すれば、コンビニエンスストアで印刷することもできるので安心です。
出産内祝いを贈るときに「メッセージなし」でもいいのか?
出産内祝いを贈るときに、メッセージカードやメッセージなしで相手に渡す、届けるという行為はマナー違反になるのか。基本的に出産内祝いは、内々でのお祝いということなので、知れた存在に贈るものになり、気を抜いてしまう人もいます。
しかしながら、出産内祝いを貰ったほうの気持ちを考えてみてください。「あれ?何もメッセージがない」と思いませんか。直接手渡しをするのであれば、まだいいのですが、注文をして送り届けてもらう場合に何もメッセージがなければ、送り側の心情を伝えることができません。そういった意味では、メッセージなしというのは、少々寂しいものがあります。
相手に感謝の気持ちを伝えるためのメッセージ
メッセージとは、本来相手に対して感謝の気持ちを伝えるためのものです。出産内祝いを贈るときに「皆さんのおかげで無事に出産ができました」という気持ちをメッセージにして贈ります。不躾に内祝いの品だけをポンと贈っても、そこには心情が宿っていないように見えます。ですから、基本的にはメッセージをつけるのが一般的です。
出産内祝いにメッセージカードがあったほうがいい理由とは?
出産内祝いを贈るときに、メッセージカードやメッセージがあると、相手にとっても嬉しいものです。自分の気持ちを伝えるためでもありますが、相手を喜ばせることができるのも、メッセージの魅力です。
メッセージの内容で相手との関係が良好になる
メッセージというのは、相手によって自分の伝えたい気持ちが異なりますので、内容も変わってきます。自分の両親や親族、友人、知人、会社の人など感謝の気持ちを伝えたい相手はたくさんいても、それぞれに伝えたいメッセージは異なります。ですから、相手によってメッセージ内容を決めて贈るといいでしょう。
こうやってメッセージカードを貰うと、相手は「無事に出産できたんだ!」「おめでとう」と心の底から喜んでくれます。しかしメッセージがなければ「あ、出産したの?」くらいにしか思ってもらえないこともあります。もちろんすべての人がそう思うわけではないですが、メッセージがあれば出産が無事に済んだことを報告できますし、これから新しい命と共に頑張っていくということを伝えられます。
そうすることで、出産内祝いを貰った人も安心していただけます。また、これから頑張ってほしい、何かあったら助けてあげようという気持ちを抱いてくれることもあります。それだけメッセージの力というのは、偉大なのです。
出産内祝いのメッセージカードで喜ばれる書き方
出産内祝いを贈るときには、メッセージカードがあったほうが喜んでもらえます。では、具体的にどのようなメッセージカードを贈ると良いのか、相手に喜んでもらえる書き方をご紹介します。?
メッセージカードに記入する基本的な項目
まずは、メッセージカードに記入するべき基本的な内容をご紹介しますので、参考にしてください。
- 「出産祝いをいただいたことへのありがとうという感謝の気持ち」
- 「出産祝いへの感想」
- 「赤ちゃんの名前、性別、母親と赤ちゃんの現在の状態や様子など」
- 「今後も変わらぬ付き合いをよろしくお願いしますという気持ち」
- 「相手の健康などを気遣うような言葉」
上記のような内容をメッセージカードに盛り込むと、相手にも喜んでもらう事ができます。
時間があれば手作りのメッセージカード
メッセージカードは手作りすることもできます。自分らしさを伝えるために、出来上がったメッセージカードではなく、手作りをして贈ると相手に喜んでもらえます。ただ、出産をしたときは、とても忙しいので、無理して手作りのメッセージカードを必ず用意する必要はありません。そういった作業が好きな人や、時間に余裕がある人など、メッセージカードを作っても良いと思えるときには、おススメです。
赤ちゃんの写真が入っているメッセージカード
赤ちゃんの写真がメッセージカードに入っていると、現実味が沸いてくるので相手も一緒に嬉しい気持ちを感じることができます。赤ちゃんの写真や名前が入ったアイテムを貰うと、使い道に困ってしまうということもありますが、メッセージカードに写真が入っているのであれば、困る人はいません。
赤ちゃんの写真は余裕があるときに撮影して、気に入ったものを使うといいでしょう。また、両親や親戚などなら赤ちゃんの写真つきメッセージカードを貰って、とても嬉しく思いますが、知人や友人はスマホで送られてきた写真を見たから、それで十分だと感じる人もいます。しかしながら、実際せっかくもらったメッセージカードにケチをつける人はいません。ですから、相手のことを考えて写真を入れるメッセージカードにするかどうかを決めるのがいいでしょう。
上司など目上の人に贈るメッセージカードの注意点
出産内祝いを上司や目上の人に贈る場合には、フランクすぎるメッセージを書いてしまうと失礼に当たります。ですから、メッセージカードではなく「お礼状」という形で内祝いと一緒に手紙や礼状を贈るのがいいでしょう。こうすることで「分かっている、しっかりしている」というイメージを与えることができます。
お礼状を書くときは「白い便箋」を用意して、黒または青色のポールペンなどで縦書きをしてお礼の気持ちを綴ります。また便箋は「白い封筒」に入れて、差出人のところは「夫婦連名」で記入をします。お礼状の内容は、基本的にメッセージカードに書くような感謝の気持ちやお礼の気持ちと同じです。ただ、お礼状は少しかしこまったものなので、メッセージカードにはない一言や挨拶などを付け加える必要があります。
- 「お礼状の最初に挨拶の言葉」
- 「これから新しい家族のために仕事を頑張るという決意表明」
- 「産休をいただきご迷惑をかけていることに対する感謝の気持ち」
- 「子育ての経験がある先輩に指導を賜るような言葉」
上記のような言葉を付け加えておくと、メッセージカードとは一味違ったお礼状を完璧に書きこなすことができます。ただ、あまりにも堅苦しい言葉を多用すると、せっかくの出産内祝いの雰囲気が台無しになるので、丁寧な言葉を選びながらも、少し柔らかい言葉を使ってお礼状を書きましょう。
友人と親戚に同じメッセージを送ってもいい?
友人と親戚というのは、自分にとって親しい間柄の人間なのですが、どちらともに同じ文章のメッセージを使いまわしても大丈夫なのかと心配になる人もいるでしょう。親戚や友人と言っても、それぞれに距離感が異なりますし、一際仲良くしている友人もいれば、久しく連絡をとっていない親戚もいますので、両者に同じメッセージを送ると、どちらかが違和感を抱くような内容になってしまう可能性があります。ですから、友人や親戚であっても、自分とどのくらいの距離感にいる相手なのかを判断して、文面を変えるなどの工夫をすると、相手に喜んでもらえます。
距離感の近い間柄の人へ贈る言葉
割と距離感が近い、親しい間柄の人に対して出産祝いを贈りメッセージを添える場合には、色々と気持ちを綴りたくなるのが本音です。ただ、その中でも多く使われている「言い回し」というものがありますので、例文をいくつかご紹介します。
- 「生まれた赤ちゃんは体重が〇〇グラムの元気な(男の子・女の子)です!」
- 「分からない育児で大変ですが、少しずつ慣れてきました」
- 「ささやかではありますが、お礼の品を贈ります」
- 「落ち着いてきたら子供と一緒に遊びに行きます」
- 「良かったら赤ちゃんの顔を見に来てくださいね」
- 「母子ともどもこれからもよろしくお願いします」
- 「いただいた出産祝いの〇〇は、とても重宝しています」
このような言い回しが多く使われていますので、メッセージカードの内容に困ってしまった場合には、これらの言い回しを相手との関係性により少し言葉を変えながら使ってみましょう。
上手にお礼を伝えたい!出産内祝いにメッセージカードを添える時のマナーや文例赤ちゃんが生まれたら多くの人たちからいただくのが、出産祝いですよね。「出産祝いをいただいた方にお礼の気持ちを伝えたいけれど、どのように伝えたらいい?」と悩んでしまうことはないでしょうか?こちらでは、出産祝いを頂いた人へうまく思いを伝えるためにはどのようにすればよいのか?どのような内容を書けばよいのか?などについてご紹介します。
まとめ
このように、出産内祝いのメッセージというのは「なし」よりも、断然あった方がいいことが分かりました。出産祝いをいただいた人へのお礼の気持ちや、出産を無事に終えたことを伝える手段になりますので、時間に余裕がある場合には少しでも工夫をして是非メッセージカードを作ったり、書いたりしてみましょう。もちろん忙しくて大変だという場合には、簡単なものでも構わないので、一言だけでも添えられるようにするといいでしょう。
100均グッズをうまく利用して手作り感のあるメッセージカードを作成しよう
テンプレートを使ってメッセージカードを作る以外に、自分で全て手作りするという人もいます。100円ショップに行けば、メッセージカードに使える材料がたくさん揃っていますよ。お洒落なマスキングテープやかわいいシールを貼ったりすれば、一気に可愛くなります。
メッセージを手書きで書けばより相手に気持ちが伝わりやすいでしょう。内祝いを贈る相手が多い場合、手書きでメッセージカードを作るのは大変ですが、数がそれほど多くなければ手書きも趣があっておすすめです。
メッセージカードを作る際の注意点は?
出産内祝いのメッセージカードを作る際にはいくつかのマナーを守るようにしましょう。せっかくお祝いをいただいて、内祝いを贈るのに、相手に失礼があっては台無しです。ここではメッセージカードを作る際の注意点、気を付ける点についてまとめてみます。
お返しという言葉は使わない
まず、「お返し」という表現をすると、相手に義務的な表現を与えてしまうので良くありません。お祝いをいただいたから、義務的にお礼の品を贈りますと相手がとらえてしまうこともあるでしょう。「お返し」ではなく、「お礼」という表現の方が適切です。
相手の状況を考えた文面にしよう
出産内祝いを贈る相手の中には、なかなか子宝に恵まれない方、子供を亡くされたなど辛い過去のある方などもいらっしゃいます。そのような方に対して、子供が生まれたことへの過度な喜び表現をすると心情を悪くさせてしまうかもしれません。できるだけ相手に配慮したメッセージの内容にしたいですね。
お祝いをいただいたという、感謝の気持ちを第一に伝えるとよいです。また贈り相手の身内に不幸があった場合には、贈る時期をずらすなどしてタイミングを考えて贈るようにしましょう。
長い文面ではなく、すっきりした内容にする
妊娠、出産に関するエピソードをたくさん伝えたい…そう考える方もいるかもしれません。しかし内祝いのメッセージカードにそのような内容をだらだら長く伝えるのはマナー違反になってしまいます。
長文は避け、赤ちゃんのこと、母子のことなど最低限の内容だけを添えた方が、相手への印象もよいですし、すっきりとした読みやすいメッセージカードになりますよ。
まとめ
子どもの誕生は、パパやママはもちろん、おじいちゃん、おばあちゃん、友人、先輩、後輩にとっても嬉しいお祝い事です。お世話になっている人から頂いた出産祝いは何よりも嬉しいでしょう。その幸せな気持ちをお返しするのが「出産内祝い」です。
大切なわが子の出産内祝いなので、赤ちゃんのお披露目の意味も込めて、オリジナリティーのあるメッセージカードにぜひ挑戦してみましょう。手作りのメッセージカードを出産内祝いに添えるだけで、お祝いをしてくださった方へ心からの感謝を伝えることができますよ。
メッセージカードの作り方のマナーやポイントをしっかりと押さえておけば、誰でも簡単に作ることができます。慣れない育児で時間がないかもしれませんが、ぜひ手作りメッセージカードを作ってみてくださいね。