出産祝いを贈るベストなタイミングは?気配り上手な贈り方を紹介!
もうすぐ赤ちゃんが生まれる方へ、あるいは赤ちゃんが生まれた方へお祝いと喜びの気持ちを込めて出産祝いを贈りましょう。はやく赤ちゃんのお顔が見たい!お祝いの気持ちを届けたい!と思うのは当然のことですが、出産祝いには適切なタイミングがあります。早すぎず、遅すぎないタイミングとはどのくらいなのでしょうか?
出産祝いを贈るベストタイミング
親しい方の赤ちゃんの誕生は待ち遠しいものです。出産前からギフト選びを始めている人も多いと思います。では、出産祝いを贈るベストなタイミングとはいつなのでしょうか・・・? 結論からお伝えすると、出産祝いを贈るのは産後2週間~1か月以内がベストタイミングです! 一般的には、赤ちゃんが生まれて7日目に行う「お七夜」が終わってから1か月とも言われますが、おすすめなのは出産後2週間以降です。
どうしてお七夜に合わせないの?
出産は赤ちゃんとお母さんの命がかかった大変なものです。最近のお産は出産した日から1週間~10日程度で退院することが多いので、お七夜にあわせて出産祝いを贈ってしまうと入院中もしくは退院した直後の忙しい時期に受け取らせることになります。
どうして1か月以内に贈るの?
出産祝いを受け取ったお父さん・お母さんは「出産内祝い」としてお返しを用意します。内祝いを贈る適切な時期が「お宮参り」を行う生後1か月ごろとされていますので、手配する期間を考えると1か月以内が好ましいというわけです。再度内祝いを手配するのは、赤ちゃんのお世話で忙しい相手にとって手間になってしまうので2週間を過ぎたら早めに贈ると良いですね。お日柄はいつがいい? 出産祝いを贈るときにはお日柄の良い日に設定するとさらに気持ちが伝わりますよ。一番の吉日は結婚式などにも選ばれる「大安」です。次いで「先勝」「友引」が吉日とされています。マナーというほどではありませんが、細やかな気遣いが感じられるギフトになりますね。
郵送は失礼?手渡しの方が丁寧?
出産祝いの渡し方を迷っている方も多いのではないでしょうか。手渡しの方がマナーとしてきちんとしているように感じるかもしれませんね。出産祝いの場合は、訪問するよりも郵送する方が良い場合もあります。ここでは出産祝いの渡し方についてご紹介します。
郵送は失礼?送るときのマナーは?
出産祝いを郵送することは失礼にはあたりません。遠方に住んでいる相手への出産祝いなら迷わず郵送にすると思いますが、訪問できる距離でも郵送が好まれることもあります。
出産後のお母さんは、万全でない体調のまま昼夜を問わず赤ちゃんのお世話をしています。いつものように家事をすることは難しいですし、お昼に寝たいときもあるでしょう。赤ちゃんはもちろん、その家族への配慮としても出産祝いを郵送することは相手にとって都合が良い時もあります。
郵送するときには、あらかじめ受け取れる日にちや時間帯を聞いておきましょう。確認しそびれた場合には、到着日時を相手に伝えます。届く時間がわかっていれば家族に受け取りとお願いするなど受け取る側も準備ができて便利です。
郵送でなければ配慮に欠けるというわけではありませんが、よほど親しい間柄でない限りは郵送がおすすめです。
訪問するときのマナーは?
相手の自宅に訪問するときには、まず伺って良いかを確認しましょう。訪問する日時は相手の都合に合わせられると良いですね。「訪問したいので都合が良い日を教えてほしい」と伝えるよりも「伺っても良いか」を聞くようにしましょう。 赤ちゃんとその家族は病気などの感染症に罹らないよう気を付けていますから、訪問する際には除菌シートを持って行ったり、洗面所を借りて手を洗わせもらったりして清潔にすることを心掛けましょう。産まれたばかりの赤ちゃんは首も座っていない状態なので無理に動かすのは危険です。抱っこがしたいと思っても勝手に抱き上げてはいけません。かならず両親に許可を取りましょう。
里帰り出産・早産のときはどうする?
里帰り出産をする方へ贈るときや早産で出産した方への出産祝いの贈るタイミングはいつが適切なのでしょうか?いつ、どこへ贈るのが良いのかをご紹介します!
里帰り出産をした人に贈るタイミング
お母さんの実家が遠方にあるので里帰り出産をするという方はとても多いです。長く滞在する場合には、前に適切なタイミングとして紹介した1か月以内に自宅に戻らないこともあるでしょう。
里帰り出産をした人へ出産祝いを贈るときには、実家と自宅のどちらに送るのが良いかを聞くのがベストです。自宅にお父さんがいて受け取れる場合もありますし、お母さん自身が受け取りたいと希望する場合もありますのでどちらが都合が良いかを尋ねて希望に添えるように手配しましょう。
早産で出産した人に出産祝いを贈るタイミング
予定日よりも1か月以上早く出産をした場合には早産とされて、赤ちゃんの退院が通常よりも長くなります。早産で出産した場合には、最初に出産祝いを贈る適切なタイミングとしてお伝えした2週間~1か月以内に贈ると、お母さんが退院しても赤ちゃんはまだ退院していない可能性があります。赤ちゃんが退院するまではお母さんもお父さんが病院に通うことになるので、赤ちゃんが退院するまではとても忙しいです。出産祝いを贈るのは赤ちゃんが退院した報告を受けてからが良いですね。
赤ちゃんの入院中はご両親も心配しているでしょうし、お祝いを受け取っても心から喜べないかもしれません。お互いが気持ちの良いお祝いにするためにも、家族がそろってからがベストタイミングと言えます。
タイミングを逃してしまったときの対処法
出産祝いを贈る前に赤ちゃんの誕生から1か月以上が経過してしまった場合はどのようにするのが良いのでしょうか?出産祝いは赤ちゃんの誕生を祝うために贈るものですから、時間がたってしまった場合は贈り方が少し変わってきます。
どのくらいたったら遅れたことになる?
出産祝いを贈る適切なタイミングは生後2週間~1か月以内ですが、6か月以内であれば出産祝いとしてのし紙をかけて贈れます。
のし紙の名目(表書き)は、生まれてすぐから6カ月以内なら「御出産御祝」が一般的です。それ以降は「御祝」と書きます。6カ月以内でも「御祝」と書いても構いませんが6カ月以降に「御出産御祝」と書くのはちぐはぐな印象を与えてしまいます。
いつまでに贈らなければならないという決まりはありませんが、名目が変わるということを覚えておくと良いですね。
メッセージはどんなものがいい?
出産祝いが遅れる理由は、赤ちゃんが生まれたことを知らなかったり、お祝いを準備するのに時間がかかってしまったりと様々ですよね。「遅れてしまって申し訳なく思っています」というような一文で問題ありませんので一言お詫びのメッセージを添えるようにしましょう。
遅れてしまった場合は、おもちゃや洋服など新生児用ではなくこれからの月齢にあったものを贈るのがおすすめです。
出産祝いのタブー
これまではマナーを中心にお伝えしてきましたが、出産祝いを贈るときにしてはいけないことはあるのでしょうか?せっかくのお祝いですから、気持ちよく喜んでもらえるギフトにしましょう!
品物に関するタブー
出産祝いは慶事(お祝い)なので葬儀など弔事に使われるものは贈らないようにしましょう。そのなかでも代表的なのが日本茶です。日本茶は香典返しなどにも使われていて、出産祝いには向かないとされています。その他にもハンカチは「涙」や「別れ」、刃物は「縁が切れる」と連想させるので避けたほうが良いでしょう。
贈る時期に関するタブー
出産は思わぬ危険をはらんだ命がけの行為ですから、お腹の中では順調に育っていた赤ちゃんでも万が一の事態が起こることがあります。出産前に出産祝いを贈ってはいけません。必ず出産後のお母さんと赤ちゃんの健康状態を確認してから贈るようにしましょう。
メッセージに関するタブー
出産祝いにメッセージを添えるときにはお祝いの言葉には向かない「忌み言葉」を避けましょう。出産祝いのメッセージであれば短命や病気などを連想させる「失う」「短い」「流れる」「壊れる」などを使ってはいけません。
まとめ
いかがでしたか?
出産祝いを贈るタイミングは赤ちゃんの誕生から2週間後~1か月以内です。まずは無事にしたという報告を待って、それから贈る手配に移りましょう。早くお祝いを届けたいところですが、喜んでもらえる贈り物にするためにもマナーや気配りを大切にしたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。