お歳暮とお中元は両方贈らなければいけないの?基礎知識の解説やおすすめのギフトの紹介!
日頃お世話になっている人に贈り物で感謝の気持ちを示す行事として、お歳暮とお中元があります。いつも夏と年末になれば、誰に何を贈ろうかと悩む人が少なくありません。今回の記事では、人々の生活に根付いたお歳暮とお中元について深く理解できるように、意味やそれぞれの違いなど、基礎知識を解説していきます。加えて、お歳暮・お中元に最適なギフトも紹介します。
お歳暮とお中元の3つの違いを学ぼう
起源
お歳暮の起源は、12月に入ると行われていた「御魂祭り」だとされています。
「御魂祭り」では、先祖供養のために分家の人間や他家に嫁いだ娘が本家にお供物を持っていく風習がありました。
「御魂祭り」が終われば、お供物が残るので親族や近隣の人などに配ります。
毎年「御魂祭り」が行われる度にお供物を配る行為が、やがてお歳暮と言われるようになりました。
一方でお中元の起源を遡ると、中国の民間信仰である道教の年中行事である「三元」に由来するとされています。
道教には天官、地官、水官という3人の神様(三官大帝)がおり、3人の誕生日を「三元日」としてお祝いをします。
「三元日」を詳しく説明すると、天官の誕生日(1月15日)は上元、地官の誕生日(7月15日)は中元、水官の誕生日(10月15日)は下元です。
三官大帝の中で地官は地獄を管轄する神であり、中国の仏教では中元と同じ日に先祖供養の盂蘭盆会を行うことから、お中元と盂蘭盆会が融合してしまいました。
日本にお中元が伝来したのは、室町時代だと言われています。
しかしながら、当初は貴族などの上級階層で行われる風習であり、庶民に普及をしたのは江戸時代にはいってからです。
盂蘭盆会の要素を持ったお中元は先祖供養をすることに加えて、お世話になった近隣の人などに感謝の気持ちを込めて贈り物をする行事となりました。
さらに時代は移り変わり、明治時代となれば近代化により人々の生活様式は大きく変わります。
贈り物を購入する場である百貨店もできたことで、現代のように仕事で付き合いのある人にお中元のギフトを贈るというのが一般的となりました。
贈る時期
お歳暮を贈る時期は冬です。地域ごとに異なるので注意しなければいけません。
関東では11月下旬から12月20日前後まで、北海道・東北・西日本では12月10日前後から12月20日前後までにお歳暮を贈るのが一般的です。
沖縄は、他の地域よりも終わりの時期が遅く、12月初旬から12月25日までに贈ります。
お中元を送る時期は夏です。こちらも地域ごとに時期が異なります。
東日本は、明治時代から採用されている太陽暦、いわゆる新暦にあわせて行事を行うので7月1日から7月15日までに贈るというのが一般的です。
西日本では、太陰暦、いわゆる旧暦にあわせて行事を行うので、太陰暦より1ヶ月ほど遅い8月1日から8月15日お盆までの間に贈ることになります。
金額
お歳暮とお中元は、お世話になった人へ日頃の感謝とお礼の気持ちと健康を祈る気持ちを伝える贈り物ですが、一年分と半年分ではこもっている気持ちの重さが違います。
気持ちの重さは、予算にも関係しておりお歳暮はお中元よりも2割から3割ほど高めにしておくのが一般的です。
お歳暮・お中元ともに相場は3000円から5000円程度とされていますが、お歳暮の場合は特にお世話になった人に対しては1万円程度まで出すこともあります。
基本的にお歳暮とお中元は両方贈るもの
仕事関係の人や個人的な付き合いをしている人などにお歳暮とお中元を贈るのは、手間がかかりますし費用もかかります。
負担が少なくないので、片方だけで良いのではないかと思う人も少なくないでしょう。
一般論で言えば、お歳暮とお中元は、どちらも贈るものです。
しかしながら、両方贈ることは法律で定められていることではありませんし、片方だけにしたところで相手から文句を言われることもないでしょう。
片方だけ贈るというのも、選択肢としてはありえます。
もし、家計に余裕がなく片方の予算しか組めないというのであれば、一年間お世話になったことへの感謝の気持ちを示すべく、お歳暮だけを贈っておきましょう。
お歳暮とお中元を贈るときにはのしを付けておこう
お中元・お歳暮ののし
お歳暮・お中元を贈るときには、マナーとして熨斗を付けることが必要です。
一般的な熨斗ではなく、簡略化された短冊のしでも問題はありません。
水引には金銀、紅白、白黒など様々な種類がありますが、お歳暮・お中元の場合は紅白を用います。
結び方は、何度でも繰り返しても良いということから簡単に解ける蝶結びにしておくと良いでしょう。
のし紙の書き方は上段中央に、お歳暮であれば「お歳暮」あるいは「御歳暮」です。
発送の手配が遅れたりして、最適な時期を逃したなら、表書きは「お年賀」または「御年賀」になります。
さらに1月7日を過ぎたときには、「寒中御見舞い」に変わります。
お中元の表書きは、「お中元」または「御中元」です。
お中元に最適な時期を過ぎたときには、8月8日までは「暑中お伺い」または「暑中御伺」、8月8日以降は「残暑御見舞」や「残暑お伺い」に切り替えます。
なお、旧暦を基準とする西日本では、8月15日までお中元を贈るので、「暑中お伺い」と「暑中御伺」は書きません。
のし紙の下段中央には、表書きよりも文字のサイズを小さめにして贈り主の名前を書きます。
複数人で贈るときには、代表者の名前のみを書いておき、左側に「外(他)一同」と書いておきましょう。
夫婦で贈るときには、右に夫の名前、左に妻の名前を書くのが一般的です。
喪中の場合ののし
お歳暮・お中元は、感謝の気持ちや健康を祈る気持ちを大切にする行事であり、結婚や出産などの慶事ではありません。
したがって、相手が喪中であったとしてもお歳暮・お中元を贈ることはできます。
しかしながら、のしについては配慮が必要で、慶事に使う紅白の水引は避けておきましょう。
喪中の相手に贈るときののしは、白無地の奉書紙または白無地の短冊を用いて、上部中央に表書き、下部中央に贈り主の名前を書いておきます。
お歳暮・お中元で贈るギフトはどうやって選ぶのか
お歳暮・お中元では、送る相手先のことや一般的なマナーなどを踏まえてギフトを選びます。
まず、贈る相手の家族構成によって最適なギフトが変わります。
家族構成によって、日常的に使う品物や量が変わることが理由です。
例えば、小さい子供がいる家庭であれば、甘いお菓子や大量に消費する洗剤などが喜ばれるでしょう。
ギフトには、若い人が好む品物もあれば、年配の人が好む品物もあるので、年齢についての確認も必要です。
さらに、性別もギフトの選び方のポイントになるでしょう。
次に、相手の趣味にあったギフトを贈れば、喜んでもらえる可能性が高まります。
例えばスポーツを日常的にやっている人であれば、スポーツタオルなどがお歳暮・お中元には最適です。
しかしながら、スポーツチームに関連したギフトの場合、応援しているチームのライバルチームのグッズでは、相手の機嫌を損ねてしまいます。
そのため事前にギフトを決めるための下調べをして、問題がないかを確認する必要があります。
食べ物を贈る場合、賞味期限にも注意しなければなりません。
賞味期限が短いものだと、相手が忙しくて食べる暇がなければすぐさま賞味期限切れとなってしまいます。
生ものよりも焼き菓子や乾物など水分が少なく賞味期限の長いものが、お歳暮・お中元のギフトには最適です。
あとは、予算というのも選ぶポイントになります。
3000円、4000円、5000円と金額によってギフトの質や量が変わります。
ギフトの予算相場は相手との関係性によって変わりますから、相場と照らし合わせて安すぎず高すぎない金額を考えておきましょう。
ギフト選びでは、逆に贈ってはいけないものもあります。
金券は、額面金額で予算が相手に伝わってしまいます。
感謝の気持ちを具体的な金額で示すのはマナー違反です。
加えて、目上の人に対しては、金券を贈ると相手がお金に困っているように見えることから失礼な行為だとされます。
金券は、お歳暮・お中元で贈らないようにしましょう。
同様に、マナー違反として扱われるのは、靴、靴下、下着ハンカチ、刃物などです。
靴と靴下がマナー違反とされるのは、足で「踏みつける」ものがギフトにはふさわしくないということが理由として挙げられます。
下着は、着るものがない相手に施すという意味に受けとめられることが理由です。
ハンカチは日本語にすると「手巾(てぎれ)」ということで、手切れを連想させるものであるため。
刃物も相手との縁を切りたいという意味になるために、ギフトとしてはマナー違反とされます。
以上の品は、お歳暮・お中元のギフトに選んではいけません。
お歳暮・お中元にふさわしいおすすめのギフト
お歳暮・お中元に最適なギフトを選びたいのであれば、私どもMyroom GIFTにお任せください。
参考までに私どもMyroom GIFTで扱っているギフトからおすすめのを紹介します。
今治の木箱入りタオルセット
タオルの名産地である今治で、最上級のコットンを使って織り上げたフェイスタオル2枚のセットです。
異なる品種の綿を交配させ、親世代の優れた特性を持たせることに成功したハイブリッドコットンは、柔らかく吸水性に優れたタオルの材料となります。
さらに織り方に工夫を凝らすことで、ハイブリッドコットンの持ち味を高めることに成功しています。
フェイスタオルは、高級感のある木箱に入っているので、目上の人へ対するお歳暮・お中元としても最適です。
今治の優れたタオル製造の技術と蒼社川の名水が合わさることで生まれたバスタオルのセットです。
体を包み込むような肌触りを感じられるので、風呂上がりに濡れた体を拭くときには言葉にし難い心地よさを感じられるでしょう。
タオルは、古くからある和更紗模様なので、広い年代に受け入れてもらえます。
幅広い年齢の人にまとめてお歳暮・お中元を贈りたいのであれば、最適なギフトです。
牛乳石鹸 ゴールドソープセット
石鹸は大抵の家庭で使われているものですから、喜ばれやすい品と言えます。
牛乳石鹸は優しい泡立ちが人気ですが、ゴールドソープはミルクとバターをふんだんに使っており、より極上な泡を作り出すことができます。
シルクのようなきめ細かい泡で体の汚れを洗い流し、肌に潤いをもたらすということで言葉にし難い心地よさを体感できるでしょう。
薬用入浴剤 湯ギフト
草津・登別・加賀・紀伊など有名温泉地のお湯を家庭で再現できる薬用入浴剤と湯の華を材料とした入浴剤のボトルのセットです。
忙しくてたびに行く暇がない人でも、手軽に温泉地に行った気分になれます。
また、薬用入浴剤ですから、色と匂いを楽しめるだけでなく温泉ならではの効能も得られるのが魅力です。
ホームライフギフト
花王の洗剤・薬用ハンドソープ・台所洗剤などがセットになったギフトです。
洗濯物や人を清潔な状態に保つために役立ちます。
日常的に使うものであり、家族の人数が多ければ大量に消費するものですから喜ばれやすいです。
お歳暮・お中元のギフトとして定番と言えるものですから、贈って失敗する可能性は少ないでしょう。
珈琲とお菓子の詰合せ
ドトールのドリップコーヒーとバウムクーヘン、ミニバウムクーヘンのセットです。
コーヒー豆はブラジルとコロンビア産。
バウムクーヘンはミルクと宇治抹茶味、ミニバウムクーヘンは北海道ミルクとベルギーショコラ、宇治抹茶味があります。
家族や友人たちと甘いスイーツを食べながら、コーヒーを手軽に楽しむことができます。
ドトールコーヒー&スイーツバラエティ
ドリップコーヒーとパウンドケーキがセットになったギフトです。
パウンドケーキは、しっとりふんわりとした食感が人気の金澤パウンドケーキで、程よい苦さのコーヒーを合わせれば至福のひとときを味わえるでしょう。
ドリップコーヒーとカフェオレは、豊かな香りと味が魅力で、誰でも簡単に淹れることができます。
ホシフルーツ 果実のしっとりパウンドケーキ
旬のフルーツを使ったこだわりのスイーツを作っているホシフルーツは、全国的に人気があります。
パウンドケーキは、ブルーベリー×クリームチーズというようにフルーツとフレーバーを組み合わせることで相乗効果を生み出しており、一つ一つ異なる味わいを楽しむことができるでしょう。
アニマルドーナツ 10個
穴の部分にうさぎやくまなどの可愛らしい動物の顔があるドーナツです。
いちご、バナナ、抹茶などの味があります。
食べるのが惜しくなるほどの可愛らしさなので、小さいお子様のいるご家庭に喜んでもらえるでしょう。
親しい友人などに贈るお歳暮・お中元にも最適です。
おかき・かりんとう詰合せ「菓撰」
甘いものもあれば、しょっぱいものもあるので、味の好みが違う人同士でも一緒に食べられます。
手頃なサイズで小分けされているので、少しずつ食べやすくなっています。
さつまいものかりんとうのように一風変わったものも入っているので、年配の人だけでなく若い人にも喜んでもらえるでしょう。
えらべるブランド和牛【桜(さくら)】
但馬牛や山形牛など、全国的に名の知られた有名和牛を掲載したカタログギフトです。
肉は、すき焼き、しゃぶしゃぶ、焼肉と食べ方に合わせて特定の部位をカットしています。
相手は自分の好みで、美味しい和牛を選ぶことができます。
高級感あふれる和牛ですから、両親や親戚、特にお世話になった人へのお歳暮・お中元には最適です。
アズユーライク(全用途)【マーガレット】
あらゆる用途に使えるように、幅広いジャンルの商品を掲載したカタログギフトです。
おしゃれな食器やファッション小物、有名料亭やレストランのお取り寄せグルメ、温泉などの体験ギフトを選べます。
相手の好みがわからない、家族構成を知らないというときでも、安心して使えるのでおすすめです。
相手に喜ばれるお歳暮・お中元を贈る
・日本の伝統行事を起源とするお歳暮は、半年の感謝の気持ちを込めて7月中旬あるいは8月中旬に贈り物をします。
・中国の伝統行事を起源とするお中元は、一年の感謝の気持ちをこめて年末に贈り物をする行事です。
・一年の締めくくりであるお歳暮は、お中元よりも予算が2割から3割程度高くなることがあります。
・お歳暮とお中元は、一般的に両方とも贈ることになっていますが、予算がなければお歳暮だけにしても問題はありません。
・お歳暮・お中元を贈るときにはのしが必要です。
・お歳暮・お中元の水引は紅白の蝶結びにしておき、のし紙の上部中央には「お歳暮」や「お中元」などの表書きを、のし紙の下部中央には、贈り主の名前を書いておきます。
・お歳暮・お中元を贈る相手が喪中のときには、のしに水引を付けず、表書きと名前を書くだけにしておきましょう。
・お歳暮・お中元のギフトを選ぶときには、相手の家族構成や趣味などを考慮しながら考えましょう。
・お歳暮・お中元のギフトを贈る際は、金券や靴などマナー違反のものを贈るのは避けましょう。
私どもMyroom GIFTでは、お歳暮・お中元だけでなく、出産祝いや入学祝いなどに最適なギフトを探している方のために、様々なギフトを取り扱っています。
贈るシーンやギフトの種類などで、最適なギフトを見つけることができるのでぜひともご利用ください。